見島は山口県沖45kmに位置する島で、地図で見てわかるように対馬列島より高い緯度に位置します。なので渡り鳥の中継地としても知られています。
アカガシラサギ、カラシラサギ、ムラサキサギ、セイタカシギ、カワセミ、ヒメコウテンシ、ツメナガセキレイ、キガシラセキレイ、ツリスガラ、ミゾゴイ、カラスバト、ジュウイチ、ツツドリ、コノハズク、ブッポウソウ、サンショウクイ、コマドリ、ノゴマ、キマユムシクイ、マミジロキビタキ、キビタキ、ムギマキ、オオルリ、シロハラホオジロ、キマユホオジロなどなどが見られ、バードウォッチングの聖地となっています。
バードウォッチングができる場所としては八町八反、北灯台などが有名です。3月から4月にかけて渡り鳥がやってくるので、カメラを持ってお出かけしてはいかがでしょうか♪♪
きっと普段は見られない鳥をカメラに収めることができるはずですよ!!
そういえば見島の地図を傾けてみると牛の形に見えませんか??何か運命的なものを感じますが・・・
見島は国の天然記念物、見島牛が育てられていることでも知られています。黒毛和牛のルーツともいわれる見島牛は西洋種の影響を受けていない在来牛としてとても貴重な種となっています。なので市場に出回ることはほとんどありません。
見島牛の血統を受け継ぐのは交雑種の見蘭牛といい、萩のみどりやさんで食べる事ができます。見島に行く前後には萩に寄ることになるでしょうから、見蘭牛を味わってみるのも良いかもしれませんね。ふるさと納税を使って購入もできますよ!!
見島といえば「鬼ヨーズ(揚子)」です。
鬼ヨーズは見島に生まれた最初の男の子を祝福するために親戚が集まり、作られる大凧のことです。見た目の通り鬼の面ですが、商売繁盛や家内安全などの願いが込められており、とにかくおめでたいものだそうです。
日本に数ある凧の中でも「ヨーズ」と呼ばれるのは見島の凧だけで、さらに凧糸の事もメイマ(迷魔)と呼ばれ、高く上がることで魔に迷わず健やかに成長を願う意味が込められているそうです。
よく見ると鬼の目に飾りが結び付けられているのが分かると思いますが、「鬼の目にも涙」という事で情け深い子供に育ってほしい、また強い中にも人情をもった人に育ってほしいという願いが込められているそうで、島の人達の子供に対する愛情の深さをこの鬼ヨーズだけをみても感じることができます。
実際に島に行ってみると島の若い人とご年配の人たちの距離感がとても近いことを感じます。島の人口が少なく、皆知り合いみたいな感じだからそうなのか、と訪れる前は思っていましたが、島の人達の温かさに触れ、文化を知る事で、とても子供を大切にする、そして本当に健やかに子供が育つことのできる島なのだと感じることができました。
鬼ヨーズは見島にお土産で売っています。
見島を訪れた際はお子様の成長を見守り、家庭のお守りとしておひとついかがでしょうか?ちなみに私が購入した鬼ヨーズです。サイズは20cmほどです。サイズによって値段は異なるので本村側の商店を訪ねてみてくださいね。
男の子が生まれたらおひとついかがですか?