今回のお話は「ミスジ」です。
希少部位の代表みたいになってますが、まさに希少部位、牛1頭から2kg程度しかとれません。
肩肉、ウデ肉などと呼ばれる肉を真ん中で分割するとミスジが見えます。肩肉は分割前は10kg程度はある大きな肉なのですが、ミスジと呼ばれる部分は写真の部分だけです。
成形前は上下にもすじがあり、真ん中のすじも含めて三本あることから、「ミスジ」と呼ばれるようになったようです。ほんと、肉の名前は見た目そのまんまが多いこと・・・
真ん中のすじはそのままでステーキや焼肉にすることが多いのですが、すじの硬さは気になりませんので、騙されたと思って一度ご賞味あれ。
さて味や食感ですが、見た目のサシの多さの割にはあっさり食べられると思います。また、水分量が少ないお肉なので、焼きすぎないようにするのがポイントになります。焼肉用であればさっと火を通す程度、ステーキであればミディアムレア程度にとどめれば美味しく食べられます。