意外と知らないお肉の話(牛肉編)ももにもいろいろあって・・・パート2

〇マル(シンタマ)

マルの元々の形はこんな形をしていてその名の通り丸いです。お肉の名前は割と見たまんまのものも多く、マルを分割してできる部位も見た目そのまんまだったりします。

 

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マル(シンタマ)

分割してできる部位その1 シンシン

シンタマの芯だからシンシン!?だと思います・・・多分

 

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シンシン

ラグビーボールの様な形のきれいな楕円形になります。写真の左上の方から肉の真ん中に太いすじが入り、右下に向かうほどすじが薄くなってきます。真ん中あたりからすじは気にならないほど薄くなりますので気になるほどではないと思います。

 

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シンシンの断面

ラップでぐるぐる巻きにして、冷凍庫で少し固めてから切るときれいな円形のステーキが取れます。同じようなカットの仕方としてはランプステーキにも当てはまり、まん丸のステーキになっているのはこんなカットの仕方をしているからなんですね。

ちなみにですが、ローストビーフをおうちで作ったときに切りにくいなーと感じたことはありませんか?ローストビーフを作ったあと、ラップでぐるぐる巻きにして、冷凍庫で固めてから切ると、薄く切れ、見た目も良くなりますので是非試してみてくださいね。

 

シンシンはももらしい赤身の中にサシが入りやすく、バランスの良いお肉です。加工もしやすいお肉なので、しゃぶしゃぶ、うす切り、焼肉、ステーキなど、何にでも加工できます。パート1で出てきた「うちもも」とともにおすすめのお肉です。

 

分割してできる部位その2 カメノコ

 

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カメノコ

こちらも見た目のまんま、カメの甲羅みたいだからカメノコ。シンシンよりも赤身が強く、大きな塊になるので、より赤身のももらしい味を堪能できる部位になります。繊維も一方向に入っているため、加工がしやすく、うす切り、しゃぶしゃぶ、焼肉、ステーキ、ローストビーフ用など何にでも加工されます。

分割してできる部位その3 トモサンカク(ヒウチ)

 

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トモサンカク

 

カルビ編で出てきたお肉になるのでですが、もも部位にも関わらず、特にサシが入りやすい部位になり、焼肉屋さんによっては・・・ほにゃららカルビなんて名前で出てきたりします。でもそれほどサシが入りやすく、A4等級以上になると、サシの入り方はカルビやロースとひけをとりません。ただ、一頭の牛から2~3kg程度しか取れませんからかなりの希少部位になります。焼肉屋で見つけたらラッキーですよ♪♪